私とうつ病。その軌跡
今、私は うつ病だ。
たぶん。
病院に行って、診断を受けていないから、分からない。
でも、過去の自分の経験から推測して、うつ病になっているんじゃないかと確信している。
うつ病の薬が嫌いだから、病院には行かない。
行く気力もない。
そもそも病院には時間ぴったりに行かなければいけないから、予約しても行けないんじゃないかと思ってしまう。
コールセンターで働いていた時。
毎日毎日客に怒鳴られ、罵倒され。
それでも謝り続けて、然るべき対応をしなければならず。
客に怒鳴られた後は、上司からイヤミを言われ。
毎日、地獄の中を生きていた。
「辛い」という一言では表せないほど、生き続ける事が苦痛だった。
部屋はゴミだらけ、お酒の空き缶だらけ。
吸わないたばこをたくさん吸った。
もうすぐ3年目に突入するという時、なんとか病院に行った。
「うつ病」だと医師に言われた。
出された薬を飲んだが、気持ちが悪くなった。
吐き気、めまい。
病院に行くのをやめた。
少しだけ休んだ後、違う仕事を探した。
転職して、IT企業のOLになった時。
自分の精神面で あれっ?と、どこか違和感を感じるようになった。
新規事業のディレクターという大きな責任の重圧や、パワハラ上司への不満が募っていた。
その病院では、医師に「適応障害」だと言われた。
あれ?うつ病じゃないの?
ただ病名が違うだけ。
辛いのは同じ。
だから、私の中では同じ。
その後、上司からのセクハラとパワハラが加速する。
私のメンタルの悪化が加速する。
グレーがかった霞に覆われた、モノクロの世界になった。
毎日止まらない吐き気。
長い通勤時間に耐えられず、一度は途中で下車しないと会社の最寄駅に辿り着けなくなった。
精神面だけではなく、体調をも崩して入院した。
結局、この会社も辞めた。
この人生で何度消えたいと思った事だろう。
社会人になる前にも、うつ病の疑惑がある時期が何度かある。
中学生の時も、高校生の時も、大学生の時も。
私は、生粋のメンがヘラっている人間なのかもしれない。